2011年12月25日(Sun) 2011年12月:Merry Xmas ! – 師走に思う事、種々-

早くも年の瀬となりました。今年は①若い女性のフェイスリフトと②お子さんのわきが手術症例が特に多かったように感じました。

前者①に関しては、昔と違い、より若く=より美しくの考えが若い一般の方々にも浸透しつつあるということでしょう。若い人の秘められたポテンシャルは無限大ですが、彼女らはそれをより積極的に体現しようとすべく、その手段を頑張って模索されていると強く感じます。専門医の立場からしっかりと応援したいと思うところであります。

後者②に関し、これは私が日頃から推奨している事ですが、わきが・多汗症は、そもそも遺伝によるアポクリン汗腺過剰増殖・肥大で生じます。しかし生下時にはまだ症状は出ず、7、8歳~思春期頃になって発症し、以後加齢とともに確実に悪化進行、病巣拡大化していきます。よって、癌治療と同様、まだ発症仕立ての小さい時期に完治手術を受けることが、より理に適っていると言えるものなのです。この考えもようやく徐々に理解されて来たと感じます。

私個人におきましても、今年目立ったところと言えば、一に、空間移動距離が著しく長くなったことが挙げられます。僅か1週間で10,000キロ移動となるハイペースを続けていたようです。御蔭で移動時におけるストレスを溜めないコツ、心得というものが自然に身に付いた様です。

私の場合それは何かと言えば、a)出来るだけ手荷物は少なくする、欲を捨て余分なものは持たない、b)水関係をしっかりとマークする、飲料水やバスルームの確保など健康衛生面に注意する、c)移動最中これが変っているのですが、車内や機内でひたすら寝たり本を読む?等ではなく、私の場合は窓から新幹線なら線路を見つめる、飛行機なら羽や羽に付いているエンジンを見つめる、ということです。どうしても目的地に少しでも早く着きたい等と思うあまりイライラしてくるものですが、これらを窓から見つめるとなぜか、自分はじっとしているだけで何もしていないにもかかわらず、時速300キロ近くの高速度でひたすら走ってくれる新幹線に、そして息も出来ない(宇宙空間に近い)高空を頑張って飛んでくれる飛行機に、そしてそれらを操る運転手さんや機長さんにとてつもない感謝の気持ちが湧いてくるのです。人力では太刀打ちできない、ちょっと昔の人々ならビックリ仰天する移動速度ですからね・・・。そうすると不思議にストレスも軽減し、また混雑時のギュウギュウ詰め、座れず立ったままでの移動も耐えられるようになってきました。・・・(続く)